fx情報>金利を狙った中長期投資は有利な投資方法？

外貨預金をはじめとして、これまでの外貨投資の基本的な考え方は、「円高になったらド
ルを買い、円安になったら売る」といったものでした。
これは非常に道理にかなった方法ではありますが、一定の条件を満たしていないと、こ
の戦略は有効的ではないのです。
その条件とは、「投資資金に十分な余裕があること」と「外貨を買って寝かせておく十分
な時間がとれること」です。
この条件さえあえば、比較的円高（現在なら1 ドル＝90 円台〜100 円くらい）になっ
た時にドルを買っておき、あとはそのまま寝かせておけばいつかは120 円程度までの円
安になるでしょうから、寝かせた分だけの金利と為替差益が取れることになります。

ご存知のように日本の金利は上昇しつつあり、今後、米国との金利差は縮まっていくと
思われます。しかし、過去15 年間の日米の長期金利差をみてみると、常に米国の金利は
日本の金利を上回っていることがわかります。
一番金利差が縮小した1992 年でも日本の金利が6％弱なのに対し、米国は7.5％となっ
ています。平均すると3％程度の金利差は常にある状態となっています。

このことから、今後日米の金利差が縮まっていくとしても、金利が逆転するとは考えら
れませんし、今後も日米経済の変動があっても3％程度の金利差はあるものと思われます。
よって、今後とも金利を狙った外貨投資は非常に有効的なものになると考えられます。

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