fx情報>新規売りはポジションをもった後に上昇トレンドに逆らっていないかの判断がコツ

ここでは「新規売り」について説明します。
大事なポイントは、同じ「売り」でも「新規売り」と後ほど解説する「売り落ち」で
は、内在するリスクの性質がまったく違ったものになるということです。
どのように違うのかといいますと、「新規売り」の内在リスクは「マーケットが値上がり
するリスク」であり、「売り落ち」の内在リスクは「マーケットが値下がりするリスク」
なのです。

このように考えると、基本的に「新規売り」のリスク管理としては「マーケットの値上
がりに留意すること」であり、「売り落ち」のリスク管理は「マーケットの値下がりに留
意すること」であるといえます。
従って、新規売りのポイントは新規買いの場合とまったく逆で「上昇トレンドが終わり
下降トレンドに変わりつつあると判断される」ところで売りを建てるのですが、ポジシ
ョンをもった後に上昇トレンドに逆らっていないかを注視しておく必要があります。
もちろん売りポジションをもった時点では分かりませんので、その後の値動きが上昇ト
レンドの継続になっていないか、つまり「上値と下値が切り上がった値動きになってい
ないか」をチェックしなければなりません。

ここからは新規売りの説明になります。
新規売りの場合も新規買いと同じように、2 つの仕掛けポイントがあります。
まずは、上昇トレンドの終わりをどのように判断したか見直してみましょう。
上昇トレンドの終わりは、「上昇トレンドの中で陰線が出現し、その陰線の終値が前日の
陽線の始値を終値ベースで上回ったとき。または、陽線が2 本連続で出現したとき」と
しました。

この翌日の寄り付きで売りを入れるのです。これが、ひとつめの仕掛けポイントです。
そして、ふたつめのポイントは、一時的にひとつめの売買ポイントの値段を上回ったと
思われるところで売り増しをします。
新規売りの場合も、新規買いと同じく2 ロット以上の売り立ちとするのが理想です。

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